滋賀県甲賀市の窃盗罪で示談

滋賀県甲賀市の窃盗罪で示談

Aさんは,インスタグラムで高級ブランド品を身に付けた様子を投稿する大学生のVさんに着目しました。
Aさんは,投稿写真から,滋賀県甲賀市にあるVさんのアパートを特定し,空き巣に入ってブランド品を盗みました。
Vさんがブランド品がなくなっていることや,部屋に誰か入った形跡があることから滋賀県甲賀警察署に通報し,捜査の結果,Aさんは住居侵入罪窃盗罪の容疑で滋賀県甲賀警察署の警察官に逮捕されました。
Aさんの家族は,滋賀県甲賀警察署の警察官からAさん逮捕の連絡を受け,どうしてよいかわからずにいました。
そこで,24時間問い合わせを受け付けている刑事事件に強い弁護士の法律事務所に問い合わせを行い,弁護士の初回接見サービスを利用することにしました。
(フィクションです。)

~窃盗罪~

人の財物を盗んだ(窃取した)者には,窃盗罪(刑法235条)が成立します。
窃盗罪で有罪となれば,10年以下の懲役又は50万円以下の罰金刑が科せられます。
窃盗罪にいう「窃取」とは,財物の占有=物の管理・支配を移転し,それを取得することをいいます。

今回のAさんは,Vさんの部屋にあったブランド品を勝手に持ち出しています。
Vさんの部屋にあったブランド品は,Vさんが不在であればVさんが直接物理的に支配しているわけではありませんが,通常その人の部屋にあるものは,その人自身が不在であったとしても,その人が支配・管理しているものとみなされるでしょう。
そうしたことから,AさんがVさんのブランド品を持ち出した行為には,窃盗罪が成立すると考えられます。

また,今回のAさんはVさん宅に正当な理由なく立ち入っています。
この行為には,住居侵入罪(130条前段)が成立すると考えられます。
Aさんの窃盗罪に当たる行為と住居侵入罪に当たる行為は,目的手段の関係に立ちます。
つまり,窃盗罪という犯罪を成し遂げるための手段として,住居侵入罪という犯罪をしているということです。
こうした場合には,「牽連犯」という考え方が用いられ,重い窃盗罪の刑で処断されることになります(刑法54条1項前段)。

窃盗罪の成立に争いがない場合,なるべく早く弁護士に依頼し,弁護士を通じて早期に被害者の方に対する被害弁償や示談交渉を進めることが重要です。
逮捕されるなどしても,示談ができれば,被害感情の緩和が認められ,早期釈放や不起訴処分が見込まれ,早期の職場復帰や社会復帰を実現できる可能性が高くなるのです。
仮に裁判が始まった後の示談であっても,執行猶予付き判決や減刑など効果があります。
しかし,特に今回のAさんのような住居侵入行為まで行っている窃盗事件では,被害者の住居を加害者が知っているという事情からも,被害者の方としては直接当事者同士で連絡することを避けたいと思うことが通常です。
ですから,こうした窃盗事件では,第三者であり刑事事件の専門家である弁護士に相談されることがおすすめされます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では,刑事事件専門の弁護士が,窃盗事件の示談交渉から身柄解放活動まで,刑事事件の弁護活動を一貫して迅速に行っています。
まずはフリーダイヤル0120-631-881までお電話ください。
フリーダイヤルでは,24時間いつでも専門スタッフがお問合せを受け付けています。

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