滋賀県草津市にある本屋で漫画10冊を万引きしたとして窃盗罪の疑いで逮捕された事例②
漫画10冊を万引きして窃盗罪の疑いで逮捕された事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
事例
Aさんは、滋賀県草津市にある本屋で漫画10冊を万引きしました。
運よくAさんは犯行がバレることなく帰宅しました。
1週間後、Aさんは万引きした漫画10冊を全て読み終えると、漫画の続きが気になったため、再び本屋を訪れました。
本屋の店員が万引き犯であるAさんの来店に気づき、通報したところAさんは駆け付けた滋賀県草津警察署の警察官に窃盗罪の疑いで逮捕されました。
(事例はフィクションです。)
万引きと不起訴処分
前回のコラムでは、前科が付くことで今後の生活に悪影響を及ぼす可能性があると解説しました。
前科を避けるためにはどうすればいいのでしょうか。
前科を避けるためには不起訴処分を目指した弁護活動が重要になってくるでしょう。
不起訴処分は文字通り、起訴しない処分を指します。
前科は有罪になったことを示す経歴のようなものですから、有罪にならなければ前科は付きません。
起訴されなければ有罪になることもありませんから、不起訴処分を獲得することができれば、前科が付くことを避けることができます。
とはいえ、ただ待っていれば不起訴処分にしてもらえるわけではありませんから、不起訴処分の獲得に向けて効果的な活動を行う必要があります。
では、不起訴処分の獲得に効果的な活動とはどのようなものがあるのでしょうか。
示談交渉
不起訴処分の獲得に効果的な活動として、まず示談交渉があげられるでしょう。
示談交渉では、被害者に謝罪を伝え、被害者と加害者の双方が納得のいく示談内容を模索することで、示談の締結を目指します。
加害者本人が示談交渉を行うことも不可能ではありませんが、加害者と被害者、双方が納得のいく示談内容を当事者間で検討していくことは厳しいと考えられます。
弁護士が間に入ることで、円滑に示談を締結できる場合がありますので、示談交渉は弁護士を介して行うことをおすすめします。
処分交渉
不起訴処分の判断を下すのは検察官です。
ですので、検察官に対して不起訴処分にするように求めることが、不起訴処分を目指すうえで重要になってくるでしょう。
弁護士は検察官に対して不起訴処分にするように処分交渉をすることができます。
弁護士が不起訴処分を求めたからといって不起訴処分になるわけではありませんから、不起訴処分が適当だと検察官に判断してもらえるような、加害者にとって有利にはたらく事情を集めることが重要になってきます。
不起訴処分を目指す場合には、刑事事件に精通した弁護士に相談をすることが望ましいでしょう。
取調べ対策
取調べ対策も不起訴処分を目指すうえで重要になってきます。
捜査を受けるうえで、取調べを避けることはできません。
取調べで作成される供述調書は重要な証拠となりますので、不利な証拠の作成を防ぐためにも取調べ対策を行っておくことが重要になってきます。
もしも事例のAさんにとって意に反した供述調書が作成された場合には、検察官により犯行態様が悪質だと判断され起訴されてしまう可能性もあるでしょう。
不起訴処分を目指すうえでは取調べ対策も重要になってきますので、一度弁護士に相談をしてみるのがいいでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、初回接見サービス、無料法律相談を行っています。
不起訴処分を目指している方、現在窃盗罪などの疑いで捜査を受けている方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。

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