滋賀県長浜市で子供が逮捕されたら②

滋賀県長浜市で子供が逮捕されたら②

~前回からの流れ~
Bさんは、滋賀県長浜市に住む主婦です。
ある日、高校1年生の息子のAさんが夜になっても帰ってこず、心配したBさんは近所にある滋賀県木之本警察署に連絡しました。
すると、滋賀県木之本警察署の警察官から、「息子さんは滋賀県木之本警察署にいます。今日は帰れないと思います」と言われてしまいました。
Bさんは驚き、詳細を警察官に尋ねたのですが、警察官は詳しいことを教えてはくれませんでした。
途方に暮れたBさんは、夫であるCさんと滋賀県木之本警察署に行き、Aさんと会わせてほしいと訴えましたが、「今は会えません。明後日なら面会できると思います」と言われました。
いよいよどうしてよいか分からなくなったBさんとCさんは、滋賀県少年事件に対応している弁護士に相談し、弁護士にAさんとの接見を依頼することにしました。
(※この事例はフィクションです。)

・子供が逮捕された後の弁護活動

前回の記事では、逮捕の経緯や容疑の内容などを知るため、また、逮捕されてしまった子供自身の不安の解消や取り調べへの対応のため、子供が逮捕されたらすぐに弁護士に相談することが望ましいということに触れました。
今回は、さらにその後について触れていきます。

弁護士に接見を依頼したとして、接見後、子供が逮捕されてしまった経緯などを聞いたなら、それではどうしたらよいのかということになるでしょう。
子供さんが学校に通っていたり就職して仕事に通っていたりしたら、逮捕されている間(勾留されたとしたらさらにその間も)、もちろんそれらに通うことはできません。
当然、子供本人が学校や職場に連絡を入れることもできません。
そうなれば、長期間の欠席や欠勤を理由に厳しい処分が下されることも考えられますし、そもそも事件のことが露見し、それを理由に退学や解雇といった状況に追い込まれてしまうかもしれません。

こういった不利益を避けるためにも、まずは釈放を目指して活動していくことが考えられます。
しかし、逮捕されている本人が釈放されるためには、さまざまな要件をクリアしなければなりません。
例えば、逃亡や罪証隠滅のおそれのないことを検察官や裁判官にわかってもらわなければなりませんが、どういった環境を作れば、あるいはどういった事情を説明すればこれらをわかってもらえる材料になるのか、一般の方にはなかなか思い至らないところでしょう。
こうした部分を刑事事件少年事件の知識や経験を生かして検察官や裁判官に伝えていくのが弁護士です。
ご家族の事情も聞き取りながら、検察官や裁判官相手に適切な主張を行っていきます。

また、逮捕後、弁護士が接見したのであれば、事件の概要も分かってきます。
被害者のいる事件であるのであれば、被害者の方と示談交渉することも考えられるでしょう。
少年事件では、示談をしたからといって終了となるわけではないものの、少年や家族の反省の形として主張できますし、被害者の方の被害感情のおさまりがわかれば、釈放にもつながりやすくなります。
こうした交渉も、まさに弁護士のサポートが必要な場面であるといえるでしょう。

そのほか、成人に比べて未熟がゆえに、被疑者が取り調べで流されやすいといわれている少年事件では、初期から取り調べへの対応策を取っておくことも大切です。
弁護士が逐一取り調べ内容を確認し、方針とアドバイスを伝えていくことで、逮捕されてしまった子供本人の心強い支えとなるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、逮捕直後から処分決定まで、刑事事件・少年事件専門の弁護士が一貫してサポートを行います。
少年事件逮捕にお困りの際は、まずは0120-631-881までお問い合わせください。

無料相談ご予約・お問い合わせ

 

ページの上部へ戻る

トップへ戻る

電話番号リンク 問い合わせバナー