部下に同意を得たうえで性行為し、不同意性交等罪の疑いで逮捕された事例②

部下に同意を得たうえで性行為し、不同意性交等罪の疑いで逮捕された事例②

警察官に取調べを受ける男性

不同意性交等罪の疑いで逮捕された事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

事例

滋賀県大津市にある会社で部長を務めるAさんは、新入社員のVさんに好意を抱きました。
一緒に仕事をしていくうえで、Aさんは、Vさんも自分と同様に好意を抱いているのではないかと思うようになり、Aさんは休日に一緒に出掛けないかとVさんを誘いました。
Vさんが確実に好意を抱いていると確信したAさんは、Vさんと出掛けた際に、Vさんに性行為をしてもいいか尋ね、同意を得たうえで行為に及びました。
Vさんは帰宅後すぐに滋賀県大津警察署に被害を相談し、Aさんは不同意性交等罪の疑いで逮捕されました。
Aさんは性行為について同意を得ていたとして容疑を否認しているようです。
(事例はフィクションです。)

不同意性交等罪と取調べ

今回の事例のAさんは逮捕されたようです。
この後、勾留が決定した場合には、連日にわたって取調べを受けることになるでしょう。
Aさんは容疑を否認していますから、取調べを行う警察官や検察官はAさんに容疑を認めるように迫ってくるかもしれません。
時には容疑を認めてしまった方が楽なのではないかと考えることもあるかもしれません。
ですが、やってもいないことを認めることはおすすめできません。

取調べと証拠

取調べでは、供述内容を基に供述調書が作成されます。
この供述調書は裁判の際に証拠として使用されます。
供述調書無罪を争ううえで重要な証拠となるでしょうから、不利な内容や意に反した内容の供述調書を作成されることは何としても防がなければなりません。
もしも圧に負けて容疑を認めてしまい、認める内容の供述調書が作成されてしまった場合、Aさんにとって不利な証拠が作成されたことになります。
一度作成された供述調書を修正してもらうことは容易ではありませんから、作成を防ぐことが重要になります。

とはいえ、供述内容に気を付けていても、捜査官に都合の良いように供述を誘導されてしまうこともあるでしょう。
弁護士と取調べ対策を行い、あらかじめ取調べ内容を予測し供述内容を整理しておくことで、不利な供述調書の作成を防げるかもしれません。
ですので、取調べを受ける際は、弁護士に相談をすることが望ましいでしょう。

取調べと抗議

否認事件などの場合は、威圧的な取調べを受けることも少なくありません。
長時間にわたって取調べが行われ休憩も取らせてもらえない場合や人格を否定するような言葉を投げかけられる場合などは、弁護士に相談をして抗議文を提出することも一つの手かもしれません。
弁護士に相談をすることで、取調べの様態が改善される可能性もありますので、威圧的な取調べを受けている方は、一度弁護士に相談をすることをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、初回接見サービス無料法律相談を行っています。
不同意性交等罪で容疑を否認している方、威圧的な取調べを受けている方は、一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所へご相談ください。

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