覚醒剤事件の逮捕前に相談
覚醒剤事件の逮捕前に弁護士に相談するメリットについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
~事例~
Aさんは、滋賀県長浜市に住んでいる会社員です。
Aさんは、数年前から覚醒剤を売人から購入して使用し続けていましたが、ある日、Aさんが覚醒剤を購入していた先の売人が摘発されたという噂を耳にしました。
Aさんは、売人から販売履歴をたどられて、次は自分が逮捕されるのではないかと不安に思うようになりました。
そこでAさんは、滋賀県の刑事事件に対応している弁護士のところへ相談に行き、万が一自分が逮捕された時はすぐに対応してもらえるように依頼し、妻にもその旨を伝えることにしました。
その次の週、Aさんは滋賀県長浜警察署に覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されましたが、逮捕前に弁護士に相談・依頼していたことから、すぐに弁護士に接見に来てもらうことができました。
(※この事例はフィクションです。)
・逮捕が不安…弁護士に相談・依頼を
今回のAさんは、覚醒剤取締法違反で自分が逮捕されるのではないかと不安に思ったことから、逮捕前に弁護士に相談・依頼をしたようです。
そして、その結果、Aさんは逮捕されてすぐに弁護士に接見に来てもらうことができました。
今回の事例のAさんのように、弁護士への相談は早いに越したことはありません。
そもそも、逮捕が前もって知らされることはごく稀なことです。
現行犯逮捕や緊急逮捕といったその場で行われる逮捕はもちろんのこと、警察官等が逮捕状を持ってくる通常逮捕でも、基本的には何の連絡もなしにやってきます。
つまり、逮捕されるという時に、逮捕された本人は、なぜ逮捕されたのか、これからどういう対処をすべきか、本人の認識はどういったものなのかといった事情を周りに伝える間もなく警察署へ連れていかれてしまいますし、それらを準備する間もありません。
当然、それらを聞くことなく当事者を連れて行かれてしまった家族も、本人に確認できないまま残されてしまいますから、どうしても逮捕後の対応が後手に回ってしまいます。
しかし、前もって弁護士に相談しておいたり、家族に逮捕時に連絡する弁護士を言っておけば、早急に対応することができるのです。
逮捕されれば、そのすぐ後から取調べが始まります。
取調べに先立って弁護士と接見(面会)することができれば、取調べに対する助言をもらうことができます。
取調べに対応する際は、自分の認識をはっきりさせたり、自分の持っている権利を全て把握したりしておく必要があります。
弁護士との接見を行なうことで、これらの認識や権利をきちんと確認した上で取調べに臨むことができますから、誤って自分の不利な供述をするようなことを防止することが期待できます。
さらに、弁護士の接見が逮捕直後からできるということは、逮捕直後から家族との橋渡しをしてもらえるということにもつながります。
会社や学校への対応なども、弁護士を通じて本人の希望を家族に伝えることができます。
また、弁護士への依頼が事前に済んでいれば、逮捕直後から身体解放活動に取りかかることができます。
逮捕や勾留といった身体拘束には時間制限があるため、釈放を目指す活動も逮捕されてから迅速に取りかからなければ、釈放を求める機会を失うことになってしまいます。
しかし、逮捕前から逮捕の可能性を踏まえた準備をしておくことができれば、逮捕されてしまったその時からスムーズに釈放を求める活動へと移行することができるのです。
覚醒剤事件のような薬物事件では、逮捕・勾留によって身体拘束されたうえで捜査が進められることが多いです。
逮捕されなくとも警察等に捜査されるということは不安を感じるでしょうから、逮捕のおそれがあるとなればより大きな不安を感じられる事でしょう。
弁護士からあらかじめアドバイスをもらっておくことで、不安の軽減や素早い対応が期待できます。
だからこそ、逮捕前から弁護士に相談しておくことが望ましいといえるのです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、初回無料法律相談を受け付けています。
逮捕前に弁護士に相談したい、逮捕が不安だから弁護士の話を聞きたいという方のご相談も可能です。
もちろん、すでに逮捕されてしまっている方向けのサービス(初回接見サービス※有料)もございますので、まずはお気軽にお問い合わせください。